久しぶりにピアノの話題。
先月のレッスンからは
ブルクミュラーは「アヴェ・マリア」を見てもらっていて
それと同時にペダルの練習が始まった。
そうなのだ。
今までほとんどペダルを使ってこなかった。
ここで言うのは、右端のダンパーペダルのことなのだけれど
これを使うと音が長く伸ばせるくらいの知識はあって
自分で練習している時に
ちょっと使ってみたことはあった。
楽譜にもよるけれど
ペダルの使用を指示する記号が書いてあるものや
まったく指示がないものなどいろいろだが
指示がないのは省略されているだけだそうで
実際、演奏している人を見ると
かなりの頻度で使用している模様。
先生によると
早くから使ってへんな癖をつけてはいけない・・・のだそうで
「アヴェ・マリア」はちょうどよい教材だったってことだろうか。
まさに、満を持してのペダル練習解禁なのだ。
しかし、ペダルを侮るなかれ、だ。
ただ音を伸ばすための道具というわけじゃない。
ペダルを使いこなすということは
表現するうえで、深く深く関わってくるものらしい。
と言うのは
この間、宮下奈都さんの小説「羊と鋼の森」を読んでいて
どうもそういうものらしい・・・と認識したにすぎないのだけれども。
で、今こんがらかっている。
これは思ったよりかなり手強い感じだ。
そもそも
ぺダルを踏むタイミングというのを誤解していたようだ。
ペダル記号がある音階を弾くタイミングで踏むとばかり思っていた。
もちろん、そういう場合もあるのだが
よく使うのは、鍵盤を弾いてからペダルを踏むというやり方。
次の音を弾く時に足を上げて、そしてまた踏む。
つまり手の動きと足の動きが逆になる。
しかも、踏み方が悪いので
ペダルがガッコンガッコン音を立てる始末。
ペダルを意識すると弾けていた曲も弾けなくなってしまう。
同時にいろんなことをするのに
対処できていないわけだ。
ペダル操作は意識せずにできるようになるのが理想だそうだが
なんだか途方もなく険しい道が
眼前に続いている気がしてクラクラするなぁ。
ところで、モーツァルトをしばし離れて
ラフマニノフの「ヴォカリーズ」も練習し始めた。
何か弾きたい曲があったら?という先生のお言葉に甘えて
私からお願いしたのだけれど
この曲は、もともとピアノ曲じゃなくて歌なのだ。
それも、歌詞はなく「あーあーあーーー」と母音のみで歌われる。
この間テレビで、ソプラノで歌われるのを聞いて
ああ、こんな曲をピアノで弾けたらいいなと思った。
楽譜を探してみたら
ピアノ用に編曲されたものがいくつもあった。
私が選んだのは初心者向けのやさしめの編曲だけれど
上手に弾ければ
けっこう雰囲気のある曲になるのかなと思う。
この曲もまたペダルぬきには弾けない曲。
ゆっくりやっていくしかないね。